NEW!第206回 防災まちづくり談義の会「福祉施設のBCPを考える」宮本英治氏講演のご案内
2025年9月18日(木)15:00~17:00
「BCP(事業継続計画)」と聞くと、企業のための計画という印象を持たれる方が多いかもしれません。しかし、高齢者施設、障害者支援施設、保育園などの福祉施設こそ、災害時に最も途切れてはならない「ケアの継続」が求められています。
第206回となる今回の談義の会では、防災・BCPの第一人者であり、全国各地で災害図上演習(DIG)をはじめとした実践的な指導にあたってこられた宮本英治先生(災害対策研究会代表/地域安全学会名誉会員)をお迎えします。
宮本先生の著書『おかしいぞ!防災の常識』には、私たち防災塾の活動を根本から問い直す多くの示唆がありました。実は以前から「ぜひ一度、宮本先生を談義の会に!」と願っていたのですが、このたびようやく実現の運びとなりました。
今回のテーマは、「福祉施設のBCPを考える」。(塾長 鷲山龍太郎)
🗓 開催概要
- 日 時:2025年9月18日(木)15:00~17:00(講演60分+質疑応答30分)Zoom併用
- 会 場:神奈川県民サポートセンター11階 講義室
- 講 師:宮本英治 氏(災害対策研究会 代表)
- 参加費:無料
- 主 催:防災塾・だるま
- 申 込:会員には第二次案内でZoom情報提供 一般の方の参加申込フォームはこちら
🎤 演題
福祉施設のBCPを考える ~自分の命・他人の命をどう守るのか~
👤 講師プロフィール
災害対策研究会代表、地域安全学会名誉会員。
現在75歳。民間人ですが防災一筋。2000年以降、市民~企業・施設の防災指導に携わってきた。
建設コンサルタント、公益法人、地震工学研究会などを経て、地震被害予測、図上演習DIG、防災・BCP支援に従事。自治体や企業、教育機関への支援、講演多数。著書に『おかしいぞ!防災の常識』。
📘 講演要旨
最初に、最近の地震災害(東日本大震災や能登半島地震)での介護施設の被災事例と対応事例を紹介する。次に阪神淡路大震災を例に、首都圏で発生する可能性のある大規模地震(都心南部直下地震など)での被害内容について説明した上で、首都圏にある介護施設のBCPの内容や検討方法を説明する。併せて介護施設や公共施設に開設する福祉避難所の種類や運営方法について説明する。また、南海トラフ地震発生時の首都圏での津波警報の内容や対応方法についても解説する。
📣 こんな方におすすめ!
- 福祉施設の運営に関わる方(施設長、職員、自治体担当者)
- 地域防災リーダー、防災士、ボランティア関係者
- BCPやDIG、防災計画に関心のあるすべての方
「防災の常識」を疑うところから、本当に命を守る備えが始まります。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
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